Webサイトにゲーミフィケーションを採用する際に大事な考え方

ゲーム、というとどうしても3Dでメタバースでグラフィカルでアニメーションで、という「見た目の話」が中心になりがちではありますが、Webサイトにゲーミフィケーションを採用する際には大事なことがたくさんあります。

もちろん、通常のゲームを考える場合でも重要なことを書いていきますので是非参考にしてみてください。

1. 利用者のモチベーションを高める

ゲーミフィケーションの成功は、参加者のモチベーションを維持・向上させることに大きく依存します。目標達成感や達成をサポートする要素を設計し、ユーザーが継続的に参加したくなるような仕組みを考えましょう。

2. 楽しさを重視した仕組み

ゲームの要素を取り入れることで、楽しさを追求しましょう。例えば、チーム対抗や個人戦などの競争要素を設けたり、協力プレイを導入することで、ユーザーが継続的に参加したいと思う環境を作り上げましょう。

3. 世界観

ユーザーが没頭できる魅力的な世界観を構築しましょう。物語やキャラクター設定を用意することで、ユーザーが感情移入しやすくなり、ゲーミフィケーションにより一層引き込まれるでしょう。
世界観や物語がないというのはゲーミフィケーションを採用する上では大事な物がほとんど欠落しているようなものです。

4. クエスト・ミッション

クエストやミッションを設定することで、ユーザーに達成感を与え、継続的な参加を促します。達成目標によっては、テーブル形式で分かりやすくまとめることが可能です。

5. ルール

明確なルールを設定し、参加者が理解しやすくすることが重要です。ルールはシンプルであるほど、参加者が継続的に活動しやすくなります。

6. 可視化

参加者の進捗や成果を可視化し、達成感や競争意識を喚起させましょう。ランキングやバッジ、進捗バーなどを活用して、ユーザーのモチベーションを維持しましょう。また、他の参加者との比較も可能にすることで、さらなる活性化が期待できます。

6.1 ランキング

参加者同士の競争意識を高めるために、ポイントや達成済みクエスト数などを用いたランキングを設置しましょう。これにより、自分の順位や他の参加者との差を明確に把握でき、モチベーションの向上が期待できます。

6.2 バッジ

特定の目標や成果を達成した際に、バッジを授与することで、参加者の達成感や自己効力感を高めましょう。さらに、バッジをプロフィールページなどで表示することで、他の参加者との競争意識も喚起されます。

6.3 進捗バー

目標達成までの進捗状況を視覚的に示す進捗バーを設けることで、参加者が目標に対する取り組み具合を一目で把握できます。また、進捗バーが徐々に埋まっていく様子を見ることで、達成感を感じやすくなり、継続的な参加が促されます。

7. 報酬

適切な報酬を設定することで、参加者のモチベーションを維持・向上させることができます。報酬は、ポイント制や限定アイテムの提供、特典の解放など、様々な形で提供できます。

7.1 ポイント制

ユーザーがクエストやミッションを達成するごとにポイントを獲得できるようにしましょう。獲得したポイントは、特典の交換やサービス内での利用など、参加者にとって魅力的な形で還元されることが望ましいです。

7.2 限定アイテム

特定のクエストやイベントでのみ入手できる限定アイテムを用意することで、参加者のモチベーションを向上させることができます。限定アイテムは、アバターの装飾品やステータス強化アイテムなど、参加者にとって価値がある

ものにすることが重要です。

7.3 特典の解放

獲得したポイントやバッジに応じて、特典を解放する仕組みを導入しましょう。例えば、一定のポイントを獲得したユーザーに対して、限定コンテンツのアクセス権やサービス内での特別な機能を提供することで、モチベーションを維持・向上させることができます。

7.4 社会的認知の向上

報酬として、達成した成果をSNSでシェアできる機能を提供することで、参加者の社会的認知を向上させることができます。また、友人や知人が達成した成果を見ることで、新たな参加者を獲得するきっかけにもなります。

まとめ

Webサイトにゲーミフィケーションを採用する際には、参加者のモチベーションを高める要素や楽しさを重視した仕組み、世界観の構築、クエスト・ミッションの設定、明確なルール、成果の可視化、そして適切な報酬が重要です。これらの要素をうまく組み合わせることで、ユーザーが継続的に参加しやすいゲーミフィケーションを実現できます。