Web業界と呼ばれる界隈で生きていると大企業や注目のベンチャー企業のWebサイトがリニューアルされたときにチェックをします。
近年で強く印象に残っているのはSMBCさんのアクセシビリティのページです。
SMBCさんのデザインにまつわるお話は下記書籍にてかなり深掘りされています。
大手企業を中心にアクセシビリティについて言及しつつ、受付窓口を設ける企業がかなり増えてきた印象です。一昔前ではアクセシビリティについてのページも用意しないのが当たり前で、用意をしたとしても「目指します」という方針の展開程度だったことから「試験を行った」「どんな方針でデザインをしているか」「過不足あればご指摘ください、という窓口を用意」ということがセットになっている「力の入った機能」として公開されている印象が多くなってきましたね。
「アクセシビリティに関するご意見・苦情」を受け付けるというのはWebサイトとして、情報を取得したい方にとっては非常に頼もしい機能です。
もし完璧なWebサイト(そんなWebサイトあるのか?)ではなくても「使えない場合のお問い合わせ先がある」という事実はその時点で非常に頼もしく、なおかつWebサイトを柔軟に改修が可能な体制を作れている企業という信頼性も生まれます。
Web制作をしている企業でもこのアクセシビリティについて窓口を持っていない場合も多いです。
もしWeb制作を依頼したい、信頼性のある企業を選定したい、という一つの基準としてこのWebアクセシビリティについて言及している企業を選ぶというのも一つの基準にしてもいいのでは。
アクセシブルなWebサイトは、堅牢なだけではなく拡張性にも優れ、柔軟性のあるWebサイトであるべきかなぁ、と考えます。