この記事は猫を飼ったことがないけど、飼ってみたいと考えている方に向けた記事になります。
猫中心設計になる生活
猫に限らず、ペットを飼う、人間の都合で新たな家族を迎え入れる場合は当然ながら最大限に「幸せ」になってもらうべく一生一緒にいることが大前提です。
また、猫はその特性上「しつけ」はできない前提ですが「頭が良い」です。
「怒りっぽい人間」に飼われてしまった猫は人間に対して引っ掻いたり噛んだりして抵抗してしまうでしょうし、小さいときに学習してしまったことをどんどん実行してしまいます。
特性上「いろいろな場所に登る」ということも忘れてはいけませんし自由気ままです。
彼らの行動を制限するということは彼らにとって不快にしてしまうということでもあるため、本来人間が座ったり生活するようなスペースに陣取ったりしても自由にさせてあげる寛容さが必要です。
結局個体差とも言える

我が家で飼っている猫は今でこそ温厚ですが、小さいときは「噛み癖」が結構ひどく、とくに寝ているあいだに噛んできたので大変でした。正しいかは分からないですが、僕たち家族が意識をしたのは「猫に大声を出したり、怒ったり、やめてもらうためのご機嫌取りをしない」です。
ご機嫌取りのためにおやつをあげようものなら「人間を怒らせるようなことをすればおやつがもらえる」という学習をする可能性があります。
しかし、同じような環境で育っているとしても猫だからというカテゴライズに収まらない「個体差」があります。まったく噛まなくなる子もいれば全然噛んじゃう!という子もいます。
それら個体差は「個性」です。
犬と違い、猫にとって人間は「パートナー」は「パートナー」でも「この人を利用することで快適に暮らすことができるにゃー」という感じがあります。
全ては気ままに

本来、彼らは集団行動ではなく個別行動が前提となる種です。人間の都合で「飼われている」ので最大限に配慮して上げる必要があります。
ごはんも沢山の種類を用意してあげたり、かまってほしいというアピールをしてくれるときは遊んだり一緒にいてあげたり、ふいに居なくなっても必要以上に構うことはやめるなども必要です。
承認欲求が満たされ続ける

ずっといっしょにいてくれるときはものすごく承認欲求が満たされ続けます。とはいえ仕事中の場合は必要以上にかまってあげることができません。
ここで猫の素晴らしいところは「一緒に居るだけでお互いに満足する」という距離感を保てることです。写真のような場合はずっとキーボードの前で寝ているので、タイピングをしていても会議をしていてもこの状態がキープされ、なおかつ人間側も慣れてしまうので「当たり前」になっていきます。
リモート会議に参加してしまうのを許してほしい

彼らの行動は制限ができません。そのため、クライアントとの打ち合わせ最中でも乱入してしまう場合があります。しかし、リモートワークが当たり前になってから3年ほど、たった2回ほど「猫をどうにかしろよ」と言われたこともありました。
クライアント側ではなくどちらかというと自分側の方に言われたのですが、彼らはどうやら「会議中、部屋に動物がいることはマナー違反」「仕事に集中していない」と思えるようです。
そういう方々には猫だけではなく、動物を飼うということはやめておいてほしいなとも思いますし、「多様性」などは口にしてほしくはないなと思います。
アイスブレイクならぬキャットブレイク

リモート会議中、アイスブレイクが必要なタイミングもあるでしょう。そんなときに猫が乱入するだけでアイスブレイクの目的が達成されることが多々あります。
リモート会議中は高確率で乱入してしまうのは「知らない人の声が聞こえてくるから様子を見に来る」という行為なのかなと考えられます。
できる限り彼らのストレスも考えてイヤホンをするなど音が外部に漏れないようにするようにしていますが、どうしても参加してきます。
彼らはカメラなども気づいているのか、カメラ目線でずっと佇むときもあります。
その行動に対して「猫~」と良い反応が出来る人たちはこころに余裕があり、良いお仕事ができるのだろうなと推察もできます。
猫のお陰で一緒にお仕事ができる人たちの見分けが付きやすくなった

猫は自由です。制限もできません。
家で仕事をしている場合、彼らが乱入をするようなことがあっても「受け入れられる環境」で働くことを選ばなければいけません。
彼らと一緒に働くことを選んだということを「許容できる方々」とお仕事をできる今の生活はとても幸せなんだなぁと感じています。