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Webサイトを作るときはサービスそのものを見つめ直さなければ効果はでない【SEO】

Webサイトを作るときはサービスそのものを見つめ直さなければ効果はでない【SEO】 SEO

この記事はこれからWebサイトを作り、Webマーケティング及びサーチエンジン最適化(SEO)を頑張りたいという方のための記事になります。

とにかく作りたい、では効果が出ない時代に突入済み

20数年前からたくさんの企業がWebサイトを作り出し今日に到るまでWebサイト、もしくはWeb上でメディアを持っていない企業は存在しないと言っても過言ではない時代になってきました。
昔であれば企業が持つポテンシャル、サービス内容を詳細に教えてくれるWebサイトの存在は作るだけでもビジネスとして大きな貢献をしてくれました。

しかし、昨今ではただ作っただけでは誰の目にも止まらず、閲覧者も身内だけになってしまう、ということも少なくありません。既に知名度のある企業やサービス名であればなんとかなりますが、新規参入者にとってはとても厳しいのがWeb界隈の現実です。
また、世の中のSEO対策関連の記事を見た場合「知りたい」というユーザーの要求、「調べ物をしている人」「暇つぶしをしている人(娯楽を探している人)」を集めることに終始している場合が多いため、ビジネスとしてはあまり活用できません。
※閲覧数(PV)を稼ぐ、という考え方自体はそれはそれで正しいので、悪いという意味ではありません。

ただ作られたWebサイトでは「知りたい」というユーザーの要求に答えることはできたとしてもビジネスとして考えた場合「分からないことを教えてくれる企業にお願いするように設計する」「買いたいという人に売るように設計する」ことが大前提であるにも関わらず、「本来のサービスを売る設計になっていない」ということになりがちです。

そして、ユーザーの検索行動を考えた上でそれぞれ必要なコンテンツが必要になります。

ユーザーの検索行動「知りたい」

知りたいという要望に答えが返ってくるコンテンツ

調べ物をするときの検索条件として「ランチ 渋谷駅」など複数の条件で調べたり、「ランチ」だけでも今のGoogleでは位置情報を取得して近辺の飲食店を案内してくれたりします。

「猫」と検索した場合は猫そのものの情報や言葉の意味を表示してくれたり、猫の種類や猫に関連するニュース、動画などを表示しれくれます。

知りたい、の要求に応えるには「ユーザーが検索したキーワードに対して答えがある」ということが必要になります。

Youtubeなどで動画を検索する場合も同様に、キーワードに対して期待する動画を出ることがユーザーの求める検索結果になります。

リフォームを検討している方であれば「リフォーム 費用」とか「地域 リフォーム」などで検索してくることを想定し、応えるコンテンツを準備しておく必要があります。

ユーザーの検索行動「行きたい」

Googleマップと位置情報、評価を確認

飲食店の場合であり、とある地域に一店舗しかないような場合は地域のキーワードは欠かせません。また、当然ではありますが来訪してもらうための住所を表示する必要があること。
WebサイトだけではなくGoogleMapへの登録などもセットで必要になってきます。

また、住所表示だけではなく最寄りの駅なども記述しておくことが無難です。

失敗しがちなのは「一店舗しかないにも関わらず将来、全国から来てもらいたい」という希望を持ってローカル情報をしっかり関連付けさせられていないコンテンツにしてしまった結果、ピンポイントでの近場(近場の駅名など)でも検索に引っかからない、なんてこともありがちです。

ユーザーの検索行動「やりたい」

やりたいと思わせるには敷居を低くするキーワードを含めたコンテンツ

以下のようなキーワードが「自分でやってみようかな」と思わせます。

  • 簡単
  • 始め方
  • やり方
  • 方法
  • 材料
  • レシピ
  • 手順
  • 注意点
  • 誰でも
  • 初心者

検索に慣れている方で、自分でやってみたいと考えている方は「初心者」である場合が多いです。
料理をする方に向けてレシピを公開する「調味料を扱うメーカー」や「調理家電を扱うメーカー」がレシピをコンテンツとして公開しているのも「麻婆豆腐 レシピ」などで初めて作る料理名+レシピだったり作り方で検索する方が多いと期待できると考えているかもしれません。

ユーザーの検索行動「買いたい」

  • 企業都合の融通がきく広告が圧倒的に強い。
  • 知りたい、やりたいというとは異なる指標「口コミ・他者評価」。

Googleもビジネスとして成立させるために最も重要な収益となっている「広告」によって支えられている企業です。
「売りたい企業」と「買いたいユーザー」は最もシンプルで分かりやすく、それ故に広告としてひしめき合いが避けられない。
商品の種類や名称なども類似品が並ぶのが当たり前、新規参入者であればその隙間に入り込むのは至難の業です。サービスも同様であり、それ故に個人事業主や中小企業が広告をガンガン出している大手企業に母数で勝つことは困難を極めます。

「知りたい」「やってみたい」はコンテンツとして「答えが出てくるか」が重要ですが「行ってみたい」「買いたい」の場合は他者によるクチコミが重要です。

意識的か無意識か、私達はユーザーとして行動をする際には「他者の評価」を指標として判断することが非常に多いです。評価が低い商品やサービスを利用したいとは思えません。

故に、インフルエンサーや自分が信頼できる人の評価をベースに「行ってみたい」「買いたい」を判断します。
自発的に評価をしてもらいたいとするために用意するコンテンツとして「実績紹介」であったり「実際に利用した方の声」のように他者を紹介するという手法もあります。

そのサービスは「行ってみたい」「買ってみたい」を満たせるか検討

ビジネスとしてサービスをWebサイトとして紹介する場合、口コミや評価が重要という説明を上記でさせていただきました。

重要である理由は単純ですが「多くの方に利用されていて、評価の高いサービス・商品が検索上位に来る」のは当たり前であると同時に「サービスそのものが良い」という当たり前の事実と向き合わなければなりません。

どんなに素晴らしいサービスだと「自分自身」が言ったところでそれは本当なのかユーザーが判断できるかといえば微妙なところです。

今の時代、Web制作会社は「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」も求められると同時に「サービスデザイン」も求められます。
それは既成のサービスを紹介するだけではこのデジタル時代では埋もれることはわかりきっているため、デジタルとサービスを融合して、あるべき姿を目指そうという良質なユーザー体験を作るために必要なためです。

ビジネスにおける良質なユーザー体験はWebデザインだけでは作れない

怒られる見出しかもしれませんが、以下の事実はWebデザインだけでは改善できません。

  • サービス・商品そのものの品質
  • アクセシビリティに優れているか(誰にでも利用できるか)
  • 企業(事業)への信頼
  • 価格面の優位性
  • 人同士のフォローの良し悪し
  • 購入手続きに必要な情報の簡易化
  • 接客対応そのものの品質
  • 知名度の高さ

上記だけではありませんが、これらをWeb制作を行う専門家だけでは改善できないため、近年のWeb業界はクライアントのサービスや商品、更には体制そのものに入り込むケースも少なくないです。

他者からの評価を書ける場所は沢山存在する世の中だからこそ、Web上で評価をしてもらうためのWebサイト作りが必要なのです。

そのためにクライアントと一緒にサービスそのものから一緒に見つめ直し、本来のあるべき姿とそれらを表現する「Webデザイン」を行っていくことが結果的にSEOへとつながっていきます。

           

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ma-san(鈴木正行)
テクニカルディレクター / Webデザイナー

「ma-san」の中の人。東京都・千葉県・宮城県仙台市を中心に企業のWebデザイン/マーケティング/IT戦略のプランニングからWebサイト構築・運用をしています。
「Webサステナビリティ・Webアクセシビリティ」を中心に、「変わりゆくWebと共にサービス・サイトを改善していくこと」を重視します。
当サイトではお仕事のご相談からナレッジシェアを中心に活動していきます。

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