当記事は過去に投稿した記事のアップデート版です。
この記事のゴール
- スクリーンショットや手描きのUI画像を、Cursorに理解させてHTML/CSS/Reactを生成させます。
- 生成後は、差分編集(既存コードへの当て込み)とアクセシビリティの仕上げまで行きます。
- すべてCursor内で完結させ、外部ツール導入は任意にします。迷いを減らすのが目的です。
参考リンク
- Cursor(公式):https://cursor.com/
- Cursor Docs(基本操作):https://docs.cursor.com/
事前準備(最短)
- Cursorをインストールしてサインインします。
- 右下(またはサイド)のChat/Composerパネルを開けるようにしておきます。
- 画像(PNG/JPEG/WebP)をドラッグ&ドロップできる状態にします。
- プロジェクトを作成し、
src/やapp/などの生成先フォルダを用意します。
※ モデルや料金の設定はここでは触れません。まずは“動く体験”を作ることを優先します。
参考リンク
- Next.js(任意):https://nextjs.org/docs/app
- Tailwind CSS(任意):https://tailwindcss.com/docs
画像の用意と渡し方のコツ
- 解像度はテキストが読める程度にします(横1200px以上が安心です)。
- 不要情報(広告・個人情報)はモザイクやトリミングで隠します。
- 重要箇所(色・余白・フォント感)は矢印や枠で強調すると理解が上がります。
- PC版とモバイル版の2枚を渡すと、レスポンシブ指定が通りやすいです。
渡し方:CursorのChatに画像をドラッグ&ドロップ→送信→続けてプロンプトで要求を書きます。
参考リンク
- HTML要素の意味(MDN):https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/HTML/Element
最小のプロンプト(まずは骨格)
1枚の画像を落として、次のように指示します。
「この画像をもとに、セマンティックなHTMLとTailwind CSSで静的なレイアウトを作ってください。クラス名は簡潔にし、
<main>は1つだけ。画像はプレースホルダでOKです。生成したファイルをapp/page.tsx(またはindex.html)として保存してください。」
ポイントは、曖昧さを減らすことです。「静的でOK」「どのファイルに保存か」「<main>は1つ」など、小さな条件を添えると迷走が減ります。
参考リンク
- HTMLのセマンティクス(web.dev):https://web.dev/learn/html/semantic-html/
実例1:LPのヒーローセクション(HTML/Tailwind)
プロンプト例
「このヒーロー画像を参考に、
app/page.tsxにHeroセクションを作成してください。**<header>→<main>→<footer>**の順序を守り、<h1>は1ページ1つにします。Tailwindで余白・タイポを再現してください。ボタンは2つ(Primary/Secondary)。注釈とクラスの意図をコメントで書いてください。」
生成後に頼むこと
- 「クラスが長い箇所を
@applyで整理してください(globals.cssを利用)。」 - 「モバイル幅(
sm未満)では縦積み、mdで2カラムにしてください。」
よくある失敗と直し方
- 余白が“なんとなく”になる → 「
gap-やspace-を数値で指定」と伝えます。 - 画像比率が崩れる →
<img>にclass="aspect-[16/9] object-cover"を指定します。
参考リンク
- Tailwind Layout:https://tailwindcss.com/docs/utility-first
実例2:Reactコンポーネント化(Card)
プロンプト例
「このダッシュボードのカード部分だけを、
components/StatCard.tsxとして独立したReactコンポーネントにしてください。Propsはtitle: string, value: string | number, trend?: 'up' | 'down'。アイコンはプレースホルダでOKです。**aria-label**を適切に付けてください。」
差分指示(生成後)
「色指定をCSS変数に置き換え、
globals.cssに--brandなどの変数を追加してください。」
サンプル(抜粋)
export function StatCard({ title, value, trend }: Props) {
return (
<section aria-label={`${title}の統計`} className="rounded-2xl border p-4 shadow-sm">
<h3 className="text-sm text-neutral-500">{title}</h3>
<div className="mt-1 text-2xl font-semibold">{value}</div>
{trend && (
<p className="mt-1 text-xs" aria-live="polite">
{trend === 'up' ? '前週比 +12%' : '前週比 -8%'}
</p>
)}
</section>
);
}参考リンク
- React(公式):https://react.dev/
- ARIA実践:https://www.w3.org/WAI/ARIA/apg/
実例3:フォーム(アクセシブルな最小構成)
プロンプト例
「添付画像のフォームを**
components/SignupForm.tsxで実装してください。<label for>とid**を対応させ、エラーメッセージはaria-describedbyで関連付けます。requiredとキーボード操作に配慮してください。」
生成後の追加指示
- 「バリデーションの擬似状態(
invalid時の枠色など)をdata-*属性で切り替えられるようにしてください。」 - 「スクリーンリーダー向けテキストを
sr-onlyで追加してください。」
参考リンク
- フォームのアクセシビリティ(web.dev):https://web.dev/learn/forms/
画像→コードの精度を上げるプロンプト集
- 色と余白を固定:「色は画像に忠実、余白は8px刻みで再現してください。」
- フォントの代替:「このフォントは近いWebフォント(例:Inter)で置き換えてください。」
- レスポンシブ:「
sm/md/lgの各幅で見出しサイズとカラム数を指定してください。」 - 命名ルール:「クラス名・コンポーネント名はBEM/パスカルケースで統一してください。」
- 保存先の明記:「生成ファイルをこのパスに保存してください:
app/(marketing)/page.tsx。」
参考リンク
- Tailwind Responsive:https://tailwindcss.com/docs/responsive-design
差分編集:既存コードに“画像どおり”を当て込む
画像→コードの本領は差分編集です。既存ファイルを開いた状態で、画像を添付して次のように頼みます。
「この画像にこのファイルを寄せてください。**差分パッチ(diff)**だけを出力し、不要なクラスの削除も含めてください。」
さらに、部分選択→右クリック→Ask(環境によって表記差あり)で、選択範囲だけを対象に調整できます。長いファイルでも事故が起きにくいです。
参考リンク
- Gitの差分(学習用):https://git-scm.com/docs/diff
マルチ画像でレスポンシブを確定させる
PC版・モバイル版・ダークモードなど、複数の画像を同一スレッドで渡します。プロンプトはこうです。
「Desktop.png / Mobile.pngのどちらにも合うレイアウトにしてください。
mdで2カラム、smで1カラム。ダークモードでは背景を--bg-elevatedへ切り替えます。」
参考リンク
- prefers-color-scheme(MDN):https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/CSS/@media/prefers-color-scheme
仕上げチェック(最低限)
- セマンティクス:
<main>は1つ、見出し階層はh1→h2→h3です。 - フォーカス:キーボードで全操作が可能です。
- 画像:装飾画像には空の
alt、意味のある画像には説明文を入れます。 - パフォーマンス最小手当:画像サイズの最適化、不要スクリプトの排除を確認します。
参考リンク
よくあるつまずきと対処
- 色が違う:画像の上に色コードの注釈(例:
#0EA5E9)を追記して再実行します。 - 余白が不安定:
paddingとgapを数値で列挙して指定します。 - 勝手なライブラリ追加:プロンプトに「新規ライブラリは追加しない」と明記します。
- 長すぎるクラス:
@applyで集約、または小さなコンポーネントに分割させます。 - 保存先がズレる:必ず相対パスを明記します(例:
./app/page.tsx)。
片付けまでを自動化する小ワザ
- 「生成→保存→プレビュー→微修正」の流れを1トピック=1スレッドで回します。
- 失敗したら、前のメッセージを引用して「ここからやり直して」と短く指示します。
- 同じUIパターンは、成功したプロンプトをテンプレ化して再利用します。
付録:最小スターター(Next.js + Tailwind)
app/layout.tsx(抜粋)
export default function RootLayout({ children }: { children: React.ReactNode }) {
return (
<html lang="ja">
<body className="min-h-dvh bg-white text-neutral-900 antialiased">{children}</body>
</html>
);
}app/page.tsx(Heroセクションの雛形)
export default function Page() {
return (
<main className="mx-auto max-w-6xl px-4 py-16">
<section aria-labelledby="hero-title" className="grid gap-8 md:grid-cols-2">
<div>
<h1 id="hero-title" className="text-3xl font-bold md:text-5xl">見出しが入ります</h1>
<p className="mt-4 text-base md:text-lg">画像を参考に、ここに短い説明文を入れてください。</p>
<div className="mt-6 flex gap-3">
<a className="rounded-xl bg-black px-5 py-3 text-white" href="#">はじめる</a>
<a className="rounded-xl border px-5 py-3" href="#">詳しく見る</a>
</div>
</div>
<div className="aspect-[16/9] rounded-2xl bg-neutral-100" aria-hidden />
</section>
</main>
);
}この雛形を画像→コードで肉付けしていくだけで、迷いが減ります。
まとめ
Cursorに画像を落として、短く具体的に頼む——これだけで、静止画は十分に“動くUIの材料”になります。まずは骨格 → 反復。そして差分編集で寄せる。難しい設定より、一手ずつの具体化が完成への近道です。今日のスクショを投げて、最初の1ファイルを作ってみてください。思ったよりずっと、速いです。
参考リンク(ブックマーク用)
- Cursor:https://cursor.com/
- Cursor Docs:https://docs.cursor.com/
- Next.js(App Router):https://nextjs.org/docs/app
- Tailwind CSS:https://tailwindcss.com/docs
- HTML要素リファレンス(MDN):https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/HTML/Element
- ARIA実践ガイド:https://www.w3.org/WAI/ARIA/apg/
- web.dev(セマンティックHTML/フォーム等):https://web.dev/
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