「投資って、お金を入れたらあとは放っておくだけ」と思っていませんか?
それと、年収がそんなに高くないのにお金に困っていない謎の人がいる……なんて思ったことはありませんか?
実はこうした人たちは、収入の多さだけでなく、お金の守り方と増やし方が上手なんです。
今日は、資産を増やし続けるためにお金に困らない人たちが実践している「8つの習慣」をご紹介します。
「投資してるのにお金が増えない……」「がんばって給料を上げているのに生活が楽にならない」そんなモヤモヤを感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
投資=放置ではない
よく「インデックス投資なら放置でOK」と言われますよね。確かに、長期で積立していれば時間が味方になることもあります。
でも、実際に資産を増やし続けている人たちは、決して「放置」していません。日々、リサーチしたり見直したり、コツコツ積み上げているんです。
「え、そんなに忙しいの?」
はい。実はけっこう忙しいんです。
というわけで、ここからは具体的な「8つの習慣」を解説していきます!
①徹底的に「節税」する
多くの人は「節約」には敏感ですが、お金に困らない人たちは「節税」にこそ力を入れています。
例えば、年収5000万円の人は約2250万円を税金で払っています(出典:国税庁 所得税率表)。10年続けたら2億2500万円。これ、かなりの金額ですよね。
一方で、年収500万円の場合でも、様々な税金を合わせると約80万円〜100万円程度の税負担があります(扶養状況などにより変動)。10年で約800万〜1000万円。これも決して小さくない金額です。
「じゃあどうすればいいの?」と思った方。実は、年収がそれほど高くなくてもできる節税方法はたくさんあります。
例えば、
- 新NISA:投資信託や株の運用益が非課税(出典:金融庁 NISA特設サイト)
- iDeCo:掛金が全額所得控除+運用益も非課税(出典:iDeCo公式サイト)
- ふるさと納税:住民税の控除+返礼品ももらえる(出典:総務省 ふるさと納税ポータル)
- 医療費控除:年間の医療費が一定額を超えると税金が戻ってきます。
- 配偶者控除や扶養控除:家族の状況によっては税金が軽減される制度もあります。
こうした制度を使いこなすだけでも、節税効果はかなり変わってきます。
②固定費を見直す
「投資に回すお金がない」と言う人は、固定費を見直していないことが多いです。
例えば、
- 見ていない動画サブスク
- 付き合いで入った保険
- 使っていないクレカの年会費
- スマホのプラン
これらを3ヶ月に1回見直すだけで、毎月数千円〜数万円が浮くこともあります。
収入が多くなくても、支出を抑えることで投資や貯金に回せるお金が増えます。
「ケチになる」のではなく、「本当に価値あるものにお金を使う」のが大事です。
③純資産を把握する
「自分の資産はいくら?」と聞かれて、すぐ答えられますか?
これができないと、会社で言えば「黒字か赤字か分からない状態」です。
投資で資産を増やすなら、純利益や純資産のチェックは必須です。
例えば、10万円の利益が出た株取引でも、そのために何十時間もかけていたら時給換算で効率が悪いかもしれません。
毎月、資産と負債を棚卸ししましょう。
- 銀行残高
- 株式・投資信託
- 不動産
- 借金やローン
これをリスト化するだけで、家計が劇的にクリアになります。
④目標を細分化する
「年収1億円稼ぐぞ!」と言っても、実現は難しいですよね。
大事なのは、目標を今日やることまで細かくすることです。
- 5年計画を立てる
- 1年目の目標を決める
- 3ヶ月ごとの行動計画を作る
- 今月やることを決める
- 今日やることを決める
「今日は家計簿をつける」「今日は投資の本を10ページ読む」など、小さな行動に落とし込むと続けやすいです。
⑤ポートフォリオを定期的に見直す
「この銘柄は儲かるか?」ではなく、資産配分=ポートフォリオが大事です。
例えば、ビットコインが急騰して、いつの間にか資産の20%が暗号通貨に……。
そのまま放置すると、リスク過多になります。なぜなら、暗号通貨は価格変動(ボラティリティ)が非常に大きく、短期間で大きく値上がりすることもあれば、逆に暴落することもあるからです。資産全体のうち特定の資産が大きくなりすぎると、値下がり時に資産全体へのダメージが大きくなり、資産形成の計画が崩れてしまうリスクが高まります。
3ヶ月に1回は見直しましょう。
「FIRE(完全リタイア)」を目指す場合でも、配当や不動産収入などのインカムゲインが安心です。
「卵を産む鶏を食べるな」
これは投資の鉄則です。不動産や配当株といった「定期的に収入を生み出す資産」を手放してしまうと、その後の収入源がなくなります。
また、投資においては「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」を混在して考えている人も多いです。
- インカムゲイン:配当や家賃収入など、保有しているだけで得られる収入
- キャピタルゲイン:株や不動産を売却して得られる売却益
生活費を賄うために資産を取り崩すとキャピタルゲイン頼みになりますが、できればインカムゲイン中心のポートフォリオを構築する方が安定的です。
⑥為替や相場に一喜一憂しない
「ドルが上がった!」「ビットコインが下がった!」とソワソワしていませんか?
相場の短期的な動きは誰にも予想できません(出典:日本経済新聞 マーケット予想)。
大事なのは、「どんな相場でも大丈夫な体制を作ること」。
日本円だけでなく、ドルやユーロ、スイスフランなどに分散しておくと安心です。 さらに、近年注目されているBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)を中心とした新興国通貨や資産にも注目が集まっています。2024年にはBRICSが拡大し、エジプトやサウジアラビアなども加わる動きが進んでいます(出典:日本経済新聞 BRICS拡大報道)。
こうした通貨や資産への分散も、中長期的なリスクヘッジになります。
⑦未開拓市場をリサーチする
「攻め」の習慣も忘れずに。
誰も注目していない国や分野にアンテナを張ることが、お金に困らない人たちの共通点です。
- インドや東南アジアの新興国(例:インドは2030年までに世界第3位の経済大国になると予測されています。出典:IMF World Economic Outlook)
- アフリカの資源開発(アフリカには世界のレアアース資源の多くが眠っており、将来的な需要が期待されています。出典:World Bank Africa Overview)
- AIやブロックチェーン技術(AI市場は2024年に約5000億ドル規模になるとされ、ブロックチェーン技術は金融分野だけでなく物流や医療でも注目されています。出典:Statista AI Market Size)
「みんなが注目し始めたときには、リターンは限定的になることが多い」—これが投資の現実です。
情報はネットだけでなく、現地の声も重要です。
⑧制度の仕組みを知り、賢く使う
新NISAやiDeCoなど、制度は「知っているだけ」では不十分で、正しく理解して活用しないと損をしてしまうことがあります。
例えば、
- NISAは、投資したお金をいつでも売却して引き出すことができます(出典:金融庁 NISA Q&A)。ただし、売却した分の非課税枠は再利用できませんので注意が必要です。
- iDeCoは60歳まで引き出せないけど、掛金の全額所得控除や運用益非課税などの節税効果が大きいです(出典:iDeCo公式サイト)。
併用することで、節税効果は倍増します(出典:東証マネ部)。
手数料や制限を理解して、自分に合った制度を選びましょう。
まとめ「習慣化」が最大の武器になる
今日は、資産を増やし続ける「8つの習慣」をご紹介しました。
- 徹底的な節税
- 固定費の見直し
- 純資産の把握
- 目標の細分化
- ポートフォリオの見直し
- 相場に一喜一憂しない仕組み
- 未開拓市場のリサーチ
- 制度の仕組みを理解して使いこなす
「え、当たり前じゃない?」と思うかもしれません。
でも、「当たり前を毎日やる」のが意外と難しいんですよね。
まずは、できることから1つだけ実践してみてください。






