スーパーファミコンにて発売されたロマンシングサガ2のリメイク「ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン」が2024年10月に発売しました。
現代風にアレンジされつつも良いところはそのままに、物語の展開や雰囲気もオリジナルにかなり近いものがあります。
といわけで、まだクリアはしていませんが進行的に後半に差し掛かってきたので素直な感想。
いいところ
- スクエニのリメイク作品ということで不安があったが、総合的にオリジナルファンも楽しめる内容になっている(と思う)
- 通常戦闘でも技・術をガンガン使う前提になっている。前作のように通常攻撃でがんばる、ということがなくなった
- 戦闘システム的に追加された「属性」の概念が非常に良い。一部の死にキャラ・武器の種類・術等が改善され、育成の楽しみが増えた
- 不安であった「難易度の低下」。難易度選択があり、従来のファン向けに難易度が高いもの(オリジナル)が用意されているためそちらでのプレイを推奨。試しに難易度低い状態でもプレイしたが簡単すぎたため、ロマンシングサガファンであれば難易度の低い状態でのプレイはおすすめしない
- 面倒くさいフラグ管理等が簡単になった。各種イベントで無駄に面倒だったものもだいぶ楽になったため、余分なイライラは解消された(石舟など)
- 取り返しのつかない要素は相変わらず存在するように思えるが、皇帝の変更、仲間の変更が簡単になった。ある意味では難易度の低下だが育成のシステムとあわせて考えると改善に思える
- 技・術・武器の開発関連はかなり緩和。理不尽な難易度が良いんだよ、という人には物足りないかもしれないが個人的には様々なフラグ管理の煩わしさから開放されてかなり良い
わるいところ
- オリジナルファン(懐古ファン)にとっては難易度的にやはり物足りないかもしれない。一部の技や術が改善された影響か、改善どころか強すぎる(スタン系、弓、デバフ系、回復等)。ある程度のコツがわかるとハメ殺し等が容易となる(とはいえ、ラスボスがどうなるかはまだわからないのが怖い)
- にも関わらず、一つ一つの戦闘が長くなっていく。後半になるにつれて雑魚敵でも体力が多いこと、行動の選択肢が多くなるため冗長に感じることが多い
- 乱れ雪月花の演出が普通の連撃っぽい感じ&なんかプリキュアっぽい感じになってて、オリジナルのあの格好良さがなくなった(個人の感想)

- スクエニはなんでか3Dにしたらアクション要素をつけたくなるのか、ジャンプというアクションが出てきた。オリジナルでもあったが、3Dになることで単純にイライラ要素になっている
- 敵の強さが戦闘回数依存なのは良いが、技術点(経験値)に偏りがあるため、物語進行に必要な攻略箇所とアイテム探索等のダンジョンでかなり違いが出る
まとめ
個人的にはかなり良作。スクエニのリメイク作品はかなり偏りが出るため、結構不安だった。
FF7のリメイク作品(特にリバース)は超絶ガッカリしていたので様子見してから購入しようかなと思いつつ、体験版をプレイしてみてかなりよかったためチャレンジしてよかったです。
ロマンシングサガはシリーズ全体的にも当時から尖っていて、特にロマンシングサガ2は「理不尽すぎるだろ。。。」というものが多すぎた記憶。小学生の僕としてはトラウマレベルの理不尽(逃さん、触手、テンプテーション、アリだー、電撃、武器開発って何?、大学って何?、必ず逃げられるの楽ちんからの詰み、等)を乗り越えてクリアできたときのカタルシスがあったことでめちゃくちゃ思い出深い作品。
本作はリメイク作品で、従来のシステムを変えながらもそれらは「改善」と言っても良い内容に仕上がっています。
まだクリアしていないので、ラスボス次第では「やっぱり理不尽ゲーでしたわ」となる可能性もあり、ある意味ワクワクしています。