【今日の覚書】シンロジカルシンキングとQADIサイクルの勉強

日記

シン・ロジカルシンキング」が面白く、自分なりにまとめて実践をしていきたいと思いつつ、内容に触れすぎるともともないので軽く触りと自分に刺さった内容を書き連ねます。

ロジカルシンキングとは?

ロジカルシンキング(論理的思考)は、問題解決や意思決定を行う際に、筋道を立てて考えるための手法です。この思考法は、情報を整理し、原因と結果の関係を明確にすることで、結論を導き出すことを目的としています。ロジカルシンキングは、日常の問題解決からビジネスの戦略立案まで、幅広い場面で活用されるため、非常に重要なスキルです。

ロジカルシンキングの特徴は、次の3つに集約されます。

  1. 情報の整理: すべての情報を整理して無駄なくまとめることが重要です。これにより、問題の全体像が把握でき、的確な分析が可能になります。
  2. 原因と結果の関係を明確にする: 問題の原因を突き止め、その結果どのような影響が出るのかを論理的に考えることで、適切な解決策を見つけることができます。
  3. 結論の導出: 整理された情報と分析に基づき、合理的な結論を導き出します。このプロセスでは、感情や直感に頼らず、論理的な根拠を重視します。

これらをフレームワーク化したものをPDCAサイクルと呼んだりすることもありますが、欠点としては「計画と実績の乖離」が出たときの軌道修正にコストがかかること、「プランを立てた存在ありき」のプロジェクトになりやすいこと。有名かつ多くの方が用いる手法なため、説明コストが低い反面「ありきたりな計画」が出やすいことです。

QADIサイクルとは?

QADIサイクルは、ロジカルシンキングを実践する際に役立つフレームワークの一つです。これは、問題解決や意思決定のプロセスを4つのステップに分け、論理的に考える手助けをしてくれます。QADIサイクルは、次の4つのステップで構成されています。

Q: 問い(Question)

まず最初に「問い」を立てます。これは解決したい問題や、明らかにしたいテーマを設定するステップです。問いが明確でなければ、次のステップに進んでも意味がありません。具体的で明確な問いを設定することが重要です。結論から次の問いに対しても同様、様々な角度からあるべき姿への問いができているのかも重要です。

問いを立てる力として見る場合、「不問症にかかっていないか」「あるべき姿から問いかけられているか」という力をつけることが大切です。

A: 仮説(Abduction)

問いに対する仮説を立てます。この段階では、問題の原因や解決策として考えられることを想定し、それがどの程度の可能性を持つのかを考えます。仮説はあくまで仮のものであり、後のステップで検証されます。

仮説を生み出す力として見る場合、「誰かが考えてくれないか、自分は目の前の仮説に対して評論ばかりしていないか」「直感的にあるべき姿まで仮説を飛ばせるか、そこには意外性があるか」という力をつけることが大切です。

D: 示唆(Deduction)

立てた仮説に基づいて、どのような結果が導き出されるかを論理的に推論します。この段階では、仮説が正しければどのような証拠やデータが見つかるべきかを考え、それらを探し出す手掛かりを得ます。

示唆を引き出す力として見る場合、「情報を鵜呑みにしていないか」「戦略的なストーリーを組み立てられているか」という力をつけることが大切です。

I: 結論(Induction)

最後に、収集した証拠やデータに基づき、仮説の妥当性を検証し、最終的な結論を導き出します。ここで仮説が正しければ、問題解決に向けた具体的なアクションプランを立てることができます。

問いを立てる力として見る場合、「言いっ放しになっていないか」「自分の考えに反することを取り入れられるか」という力をつけることが大切です。

まとめ

QADIサイクルは、誰でも使える効果的な問題解決の手法です。特にビジネスの現場では、複雑な問題を解決するために、論理的な思考と体系的なアプローチが求められます。従来のPDCAサイクルと異なり、「何故?」という問いかけを用いたQADIサイクルを活用することで、あるべき姿を出せているつもりになっているプロジェクト計画が何故破綻していっているのか、ただの対外的な説得材料にしているだけのポンコツになっていないかの問題の原因を正確に突き止め、最適な解決策を見つけることができると考えます。

ただし、「問い(Question)の力」についてはかなり大変で、すぐにでも身に着けるというのはなかなか厳しく、この書籍の通り「成熟させていくための反復」がとても重要です。

短い期間や一度きりのQuestion、Planで終わることなく、継続的に長い期間で物事を捉えられるようになりたいものですね。

           

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ma-san(鈴木正行)
テクニカルディレクター / Webデザイナー

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