「Bing」ってなにか知らない?それはマイクロソフト社が開発した検索エンジン。というのは簡単な概要ですしGoogleと何が違うの?とも思われるかもしれませんが、本題はそこではありません。

来ました。BingでチャットAIが実装です。

検索エンジン上でチャットAIも使える時代も到来。ですがまだまだ一般化は遠いようです。
使用できる条件は以下の通り。
- 順番待ちリストに参加登録をしておく必要がある
- 「Edge」でしか使えない(今のところ致命的な気がしている)

タイトルとは異なりまる感じで、敷居が高く相変わらずMicrosoft社の不器用な根回し戦略が炸裂している気がしますが、それを補って余りある「Bingのチャットモード」。
というわけで早速使ってみます。

☺が怖いっす。ChatGPTとくらべてみましょう。


どちらも優しい気がしますが、Bingのチャットは日本度でものすごく寄り添ってくれます。
英語の拒絶反応を示す日本人にとってとても優しいです。
というわけでどういうことができるのでしょうか?

むむう、拒絶されるとなにも答えてくれなくなります。
ChatGPTでよく行う「前提条件の提示」ができないのでしょうか?

「人間中心設計専門家」という前提で答えてほしいと思いましたが、どうやら質問に応えるぜ、というだけで都度検索を行い、回答を出力してくれるようです。
ChatGPTと違うのは「検索のソース」を提示してくれるところです。
さまざまなWebサイトから情報を取得して、回答をしてくれるような動きを見せてくれるので「情報の整合性」を確認したいときはとても便利な気がします。
ChatGPTの場合、極端な話ソースが分からないため本当の情報かどうかを確かめるのは質問した本人の能力に依存してしまうところはあまり優しいとは言えません。
大前提としてChatGPTは質問した本人がAIを上手く使う、と思いますがこのBingのチャットモードは検索エンジンの感覚で使えるようなUXを目指しているような印象です。
まだそこまで使い込んでない状態ではあるのですが、この印象から「ChatGPT」との違いは以下のような印象を受けました。
- Bing:
質問に対して代わりに色々な情報を検索してくれた上で「情報を纏めて」提示をしてくれ、分かりやすい言葉に料理してくれる。 - ChatGPT:
質問に対して様々な「情報という名の材料」を提示しながら学習し、一緒に料理をしてくれる。
今のところこんな印象なので、自分で検索することすら面倒くさいけどソースが欲しい、という方にとって良いのではないでしょうか?
もちろん、これからチャットAI関連は劇的な進化をしていくと思うので、いい感じにジョグレスして進化していくといいですね。