若い子たちにはアクセシブルな世界を想像してほしい
今の若い方々は存在そのものがチートだ。
みなさんこんばんは。
宮城県仙台市にてWebのちからで様々な情報にアクセスしやすくし、様々なパフォーマンス改善をしちゃったりする時にはWebディレクター、時にはWebプランナー、時にはWebエンジニア、時にはWebデザイナー。
世界中の若者の味方、ma-sanです。
僕の年齢は35歳であり、もう若くない。巷では加齢臭漂うモテないおっさんとして、市場価値はもはや地の底を突き抜けている。
僕の世代はWebとともに成長してきたといっても過言ではない、と思っていたが、いまの20歳や10代の子たちなんて「物心ついたときからインターネットがあって当然」という状況だったのだろう。
そう思うとめちゃくちゃ恐ろしい。
おっさんたちが当時、四苦八苦して、あの手この手でWebという世界で道を作ったり壊した上を、まるで空を飛ぶかの如く自然と生きているのだ。
すごい。もう、存在がチートだ。
というわけで本日のお話です。
1.わくわくどきどきの世界が来る
2.5Gという技術で変わる僕たちの仕事
3.いまのWeb制作者たちはもっと遊ばないと倒れる
4.弱いロボットたちをいじめるな
5.アクセシブルな世界へ
まとめ:Webアクセシビリティ、もっとやろうぜ
1.わくわくどきどきの世界が来る
まずはこちらの動画を観てほしい。
5分ほどの動画です。
これはコーニング社(ガラスメーカー、と一言で言えない企業)が7〜8年ほど前に公開した動画です。
未来的に見えますか?しかし、はるか前からコーニング社はこのような未来を見据えていました。
IoT時代、ありとあらゆるものとインターネットが繋がる世界において、ガラスと光を用いた技術が伸びていくのは明らかであり、僕たちWebデザイナーもこのガラス、正確には液晶でしょうか。様々な場所でインターネットがつながった世界を相手にしなければなりません。
ぜひ、コーニング社のWebサイトを覗いてみてください。
近未来的な、SF的な世界を実現している企業がすでに存在しています。
コーニング(日本語)
https://www.corning.com/jp/jp.html
これは遠い未来でしょうか?
2.5Gという技術で変わる僕たちの仕事
僕の大好きな中田敦彦氏による解説を見てみてください。
業界人から言えば、気になる、というところはあるかもしれませんが、そんなことよりも、ものすごくワクワクさせてくれる内容です。
【経済】5Gで世界は変わる!インターネットが普及した時以上の変革が起きる〜前編〜
【経済】5Gで世界は変わる!〜後編〜 変革する未来を先取り
5G、6Gと、世界はどんどん進化していっています。
10年前、20年前、僕以外に若者でWeb業界に入っていく人たちは少なかった時代。
そのときにパソコンを自然と使えるということだけでも重宝されていました。
10年後、20年後、その時代とともに成長してきた子どもたちがどんどんやってきます。
僕たちおじさんたちからすれば、チーターです。
3.いまのWeb制作者たちはもっと遊ばないと倒れる
更に言うのであれば、レスポンシブウェブデザインというものが「パソコンとタブレット、スマートフォンで見れるようにするデザイン」だとすれば、世界はそのうち「ありとあらゆるモノでWebが利用される」世界が待っている、というのがかんたんに想像できます。
20年前、外でインターネットができると世間は想像していたでしょうか?
10年前、外でインターネット上の動画を視聴できると想像していたでしょうか?
5年前、外で人工知能が搭載されたパソコン以上のスペックを誇るスマートフォンを誰もが使うことを想像していたでしょうか?
いま、あらゆるモノがインターネットにつながる時代が来ると想像しているでしょうか?
4.弱いロボットたちをいじめるな
話を現実的な場所まで戻します。
僕たちの身の回りにはすでにロボットがたくさん存在しています。
家庭内でもロボットがいることが珍しくありません。
しかし、彼らは非常にまだまだ弱い存在です。
人間が、彼らがアクセシブルに活動できる導線を作ってあげなければ、お掃除ロボットなのにまともに掃除ができない、というのが現実です。
ロボットが自分自身の機能をフル活用するために、人間の手を借りなければならないのです。
僕たちはロボットに仕事を奪われると言われていますが、ところがどっこい。
彼らは彼らで、ロボットはまだまだか弱い存在です。
世界はまだまだ人とロボットが共存し、助け合う世界です。
5Gの時代が来ようとも、このアクセスしやすい世界というものが最低限、必要な思考です。
5.アクセシブルな世界へ
人もロボットもアクセスしやすい世界。
5G、IoTなどの未来が待っている世界で最も必要な思考の一つとして、アクセシビリティという考えは非常に重要です。
僕たちWeb業界の人間は、今目の前にあるHTMLやCSS、JavascriptやPHPなどに追われている間に、インターネット時代は一気に僕たちをぶち抜いて行きます。
そのために、僕たちは乗るしかない。このビッグウェーブに。
それこそ、Web業界という奇特な業界に入ってきた人たちの最低限のスキルです。
だからこそ、僕はよく若者に「こんな修羅の国にわざわざ来るなんてとんだ変態さんだね!」と言います。
なぜなら20年前の制作スキルと、10年前の制作スキルと、今の制作スキルはまったく違う。
求められるものもまったく違う。であれば10年後もまったく違うものが求められるのはかんたんに想像できます。
まとめ
Web業界は近年、なんでか安定思考の方々が増えたように思えますがところがどっこい。
一瞬で置いてかれる時代が目の前まで迫ってきたどころか、とっくに通りすぎています。
Web業界で働いているみなさんは、Webサイトを作る以外の武器を持っていますか?
このビッグウェーブに乗るためには「Webで遊びまくる」以外ありません。
遊んでいる人が絶対勝ちます。
どんなWebの世界が楽しめるのか、みんなでもっと想像してみましょう。