時間の使い方について、Webアクセシビリティ思考で考えてみた

心豊かってなんだっけ。

みなさんこんばんは。
宮城県仙台市にてWebのちからで様々な情報にアクセスしやすくし、様々なパフォーマンス改善をしちゃったりする時にはWebディレクター、時にはWebプランナー、時にはWebエンジニア、時にはWebデザイナー。
世界中の若者の味方、ma-sanです。

さて、本日なんですけれども「時間の使い方」をテーマにしてWebアクセシビリティ思考を持って考えていきたいと思います。
WCAG2.0(日本語訳)のガイドラインに「2.2 利用者がコンテンツを読み、使用するために十分な時間を提供すること。」というものがあります。
Webに限った話で言えばWeb上のあらゆるコンテンツは利用者が使用するために時間を提供、または選択することを可能としよう、という旨が記述されています。
読むのに十分な時間だったとしても読むのに長過ぎるコンテンツを「停止」したり「調整」できるようにすることが望ましいです。
Youtubeの動画が勝手に流れて、しかも再生を停止することができない、なんてびっくりしますからね……。

というわけで本日のお話です。

1.過去の時間は買うことができない

現実の世界では時間というものは一方通行で未来に進み続けます(いろんな議論があると思いますが、ここではそういうことで定義します)。
昨日を思い出すことはできますが昨日に戻ることはできません。
過去、という時間に戻ることはいくらお金を積もうともできません。
停止をすることもできません。

進み続ける現実を、どのように選択して、歩んでいくか。
十分なほどに時間があると見せかけて、時間というものは本当に大事で贅沢品です。

生きていく上で、余計な時間が取られる、ということもままあります。

2.未来の時間は買うことができる

やらなくてはいけないことを、やらなくても良いようにお金で買うことはできます。

サイト内リンク:ロボット掃除機RULO(ルーロ)が強力な理由を考察

掃除機をかける、という時間をロボットにやらせる、ということですね。

お金を使えば未来の余計な時間を削減することはたくさんあります。
これらは早ければ早い方がいいので、とっととやろう、という人もいれば「高いからやらない、時間かけても節制できるならいい」という思考もあるかと思うので色々な選択をするにしてもお金と工夫次第ではなんとかできることもとても多いです。

現実世界、というものは時間は一方的に過ぎていきますが、本人の工夫次第では如何用にもできるチートでもあります。

3.過去の時間が残り続けるWeb

Webではどうでしょうか。ブラウザに表示されるWebサイトはブラウジングされた時点で、静的なデータから動的なデータから様々なものがありますが、ほとんどの場合はブラウザ側で処理した範囲であれば操作が可能です。
また、キャッシュというものがあったり、ブラウザでWebサイトを開いたタイミングからデータを保持するなどもあるので、言ってしまえば「閲覧した瞬間から過去のデータになっていく」という特性もあったりします。
現実世界とは違い、Webという世界では時間が残り続けて、進むも戻るも利用者が自由にできるという特性があります。

このため、Web上で迂闊に流出したデータなどは利用者がいる時点で残り続けるものであり、すぐに流出もしてしまうものです。

Webという世界では汎用性が高い反面、コンテンツを提供する側によっては「時間制限」がかけられることも多いです。

4.未来が反映されるのに時間がかかるWeb

Webサイトには「更新」というものがあります。更新がされなければ新しい「未来」は反映されません。
Webサイトの作り方次第ではコンテンツオーナーが更新しないかぎりは延々と同じ情報で停滞し続けます。
ある種、未来が訪れるのはユーザーに権限がありません。
Webサイトというものの未来を握るのはコンテンツオーナーであり、ユーザーはその未来が訪れるのを素直に待ち続けるしかありません。

ただし、この従来のWebサイトのあり方はとっくの昔に変わってきていて、ソーシャルメディアによって多種多様なユーザーによってWebサイトが更新されまくる、という時代になりました。

多種多様なWebが生まれましたが、それでもユーザー自身がコンテンツを更新できるようになった、というのは嬉しい世界になってきました(反面、様々な問題もガンガン増えているので大変ですが)

5.「今」にとらわれないWeb

Webというものは、データであるがゆえに現実とは違った汎用性を持っています。
利用者がいつ、どこで、どんなときに「閲覧」するのかも自由です。

故に、常にアクセシブルであり、様々な環境で閲覧ができるようにしておく必要があります。

なぜなら、万全な状態で閲覧ができない可能性もあり、閲覧したいコンテンツによっては緊急事態である可能性もあるからです。

コンテンツの「今」を提供できるからこそ、多くの方が同時に閲覧したり利用したりして、様々なサービスを利用できるという状態を作れます。

現実世界であれば「今」と「場所」によっては、同じ場所の同時に集まってしまった場合、コンテンツを利用することに制限が発生したりします。
ラーメン店のキャパシティが8人までで、それ以降は並ばなければならない、というように。

しかし、Webというものはそんな隙間時間でも利用でき、端末さえ持っていればいつでもアクセスができる非常に素晴らしい機能を持った、まさに「チート」のようなものです。今でこそ誰でも持っているような状況ですが、持っていない方々や利用することができない方々と比べてしまった場合、情報伝達速度などがまったく異なるでしょう。

まとめ

Webというものは非常にアクセシブルであり、ものすごいパワーを秘めています。
特に「時間」というものについては現実世界とは違う軸、質量を持っているからこそ、より多くの方々が利用することが可能であり、大きなパワーを秘めています。

時間の選択が可能となっているWebは、現実世界の時間を有意義に使うことができる魔法のような存在であり、今ではインフラと言っても過言ではないレベルに達しているので、僕としても今後もよりアクセシブルなWebを目指したいと思います。



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