サンタクロースから学ぶアクセシビリティ思考

時は令和、これまで天皇陛下の誕生日ということで祝日だった12月23日も平日になってしまった。
なお、今後は2月23日が祝日になるらしい(2020年は日曜日と被るため振替になるみたいだ)。

さて、そんな中で今をときめくクリスマス。明日は全国のケーキ屋、おもちゃ屋さん、アクセサリーショップと大忙しだ。
独り身には関係ないなんて言いながらも明日はついついチキンを食べたりするんだ。
個人的におすすめなのは鶏ガラ醤油ラーメン。

世界中のサンタクロースがとにかく世界中の子供たちにアクセスしなければならない。
これはとても大変なことだ。
サンタクロースが一体どのような手段で世界中の子供たちにプレゼントを渡すのかは我々の預かり知らぬ領域なのではあるけれど、サンタクロースという概念が我々親世代に乗り移りうんぬんかんぬん。

そんなことはどうでもいいとして、サンタクロースがどうやってプレゼントを子供のもとに持ってくるのか。
まず、プレゼントを与えるためには子供の望むものが必要である。
近年では子供が望むものではなく親が望むものを与えることも多いと聞くが、そんなものはもはやどうでもいいことだ。

重要なのは、この「サンタクロースからプレゼントを貰える」というエイプリールフールにも勝る「大嘘の日」を大人が全力投球することである。
つまり、サンタクロースという存在になりきるもよし、雇うもよし、もしかしたら本当にサンタクロースという職業になるもよし、なんらかのギミック・トリックを用いて信じ込ませるのも自由だ。
大人が子供に対して全力で騙し、そして「喜ばせる日」なのだ。

ここで重要なのは「喜ばせる」である。
決して「サンタさんは良い子にしてる子にしかこないんやで」なんて脅しに使うものではない。
サンタクロースはいかなる手段を用いても子供に「希望」を与える存在なのだ。

つまりだ。
親はサンタクロースという存在を用いて子供に幸せを与える必要がある。
幸せ、というふんわりとやんわりとしたナニかを子供にアクセスさせるのだ。
これは、とてもむずかしいことである。
プレゼントを渡せばいいってものではない。どうやって多種多様なプレゼントの中から子供にアクセスさせるのか、更には子供がどうやってプレゼントまでアクセスするのかを徹底的に考えなければならない。
そして「希望」とはなにか、という思考にアクセスするまでがセットである。

「嘘をついてはいけません」
なんて言いながら大々的に「サンタクロースが来るぞおおおオオォォォっっっ!!!!」なんて大嘘を世界中の親がこどもにするのである。
子供がある日、事実を知ってしまったときに「どうせサンタクロースなんかいない」「とりあえずプレゼント貰える日」「恋人と過ごす日」なんて思考にさせたら親の負けです。
大人は「嘘つき」ではない。ただ、間違いをすることもあるのです。

あなたはサンタクロースという存在を使ってどうやって子供にアクセスするのだろうか。
親は徹底的に「サンタクロースはいるよ」という大嘘をこいて、子供に夢と希望にアクセスさせるのである。
仮に気づいたとしても「サンタクロースって幸せになれる」「嘘は嘘でも相手を思いやる嘘がある」「人を不幸にする嘘が大人の言う駄目な嘘」と様々な思考になってもらえたらそれはもう親として大勝利ではなかろうか。

多種多様な手段を用いて子供にサンタクロースがいるよと思わせることもまた、アクセシビリティ思考である。

ちなみに世の中のカップルがサンタクロースになってアレコレは即、ノンアクセシブルもしくはいろんな意味でアクセスしてほしい。
おじさんの最期の願いである。



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