WebサイトのUIをデザイン・コーディングするときの罠(タブレットの扱い)
PCとスマートフォンの画面だけって言ったじゃない!!
というわけで挨拶なんですが、なにが言いたいかというと「デザインデータ、コーディングの要件はPCとSP、WindowsとMacとブラウザはほにゃらら」という要件。要件が出ないとしても提案をする中で必ず起こることは。
「で、タブレットはどうします?」
である。
でもそこに使う予算はないよ、安くしたいよ〜ということでついつい後回しになってしまうのだけれど、やっぱり一度作り出すと気になるのが乙女心。
タブレットの扱いってどうなってんの?
参照元:消費者動向調査
5世帯に1世帯くらいは普及している
だいたい20%程度。スマートフォンとかに比べるとイマイチではあるけれど、普通に考えたらもはや無視できない数値になっている。
思い起こせば結構周りでもみんなタブレットを使っている。
特に家族持ちの場合、こどもに使わせたり、家族で共有するためのものとして使う、なんて話はよく見る。
でも、現場ではけっこータブレットの存在は無視される、というか優先度が低く設定される。
見積もりではPCとスマートフォンのデザインだけで、RWDということでコーディングをする際に吸収するという形がほとんどだ。
そんなわけで別データとしてデザインデータを用意すると3種類以上のデータが必要になる。
というわけでXDとかSketchとか使おうぜ、という話になったりするんだけど、それにしたって現場での扱いの雑さはどうにかならないかなぁと思う。
というわけでお金ください、と言いにくい
なので、いわゆるフロントエンドエンジニア、通称コーディングの際によしなに吸収することが多いのですが、これってうまいことやれてる企業さんってどれくらいいるんだろうなぁと思った。
自分の場合はスタイルガイドなんかを作る際にタブレットもよしなに吸収するんだけど、どちらかというとSPのデザインをベースに間延びした感じにするというか……。
しっかりとスコープをあてて対応をする、となると大変だよね。
でも、普及率は年々上昇傾向にあるみたいだし、いい加減しっかりここも含めてWeb制作をしていかないといけないよね。
モバイルファーストっていうかアクセシビリティファーストだよね
というわけで7月1日からMFI(モバイルファーストインデックス)が少し話題になった気がするんですが、そもそもモバイルファーストって考え方だと視野が狭くなるので、様々な環境で閲覧できる、表示することを考慮してWebサイトやサービスは作られていかなければなりません。
いい加減、みんな「アクセシビリティやろうぜ!」ってしないと力尽きていくはずなんだけど、やっぱりどうしても目の前の業務、要件にフォーカスがあたってしまうよね。
「アクセシビリティは要件に入ってないんで」って突っぱねてる場合じゃないんです、本当に。