この記事は「Web制作におけるプロジェクト計画書の現状の課題と解決策について」の続きとなります。

プロジェクトのスコープはかなり重要でして、ここで過不足があると後のトラブルとなりやすいです。プロジェクト全体の整備をして、なにをするべきなのかを前項の目的や課題と解決策などから導き出す必要があります。

プロジェクトのスコープ

プロジェクトのスコープの例

ここでは3つのフェーズでのスコープをご紹介しますが、各スコープの具体的な説明は一つ一つが記事1ページ以上のボリュームになるのでここでは端折ります。

また、例で上げた内容でも足りない場合もあるプロジェクトもあれば、余分すぎる場合もあるのであくまで例ということで考えてください。

なお、例で書いたスコープのイメージであれば半年~程度の規模感でしょうか。



■戦略フェーズ

ヒアリング・RFP確認/オリエンテーション/工数設計/WBS作成/コミュニケーション管理/定例会管理/契約/受注管理/ユーザーテスト/ユーザーシナリオ/ペルソナ作成/CJM作成/KGI・KPI/ロードマップ

プロジェクトをスタートする場合にはこの戦略フェーズから開始することが多い、というか基本となるでしょう。具体的な指標などはこちらで設定をしていく、調査などを行った上でKGIやKPIの設定が必要です。プロジェクト計画書はこれらを端的に、且つ分かりやすい方向性を示すためのものですが、戦略フェーズがある程度佳境に差し掛かったら一つの資料としてプロジェクト計画書にまとめ上げるということもあります。

最近では付箋貼りおじさんたちも大活躍のようで、クライアントを巻き込んだワークショップの実施などもここで行っていくことが非常に多いです。

■設計フェーズ

シナリオ制作・WF制作/要件定義/タスク管理/システム設計/構築設計/運用設計/画面設計/課題管理/質問管理/リスク管理/環境/サーバー管理

設計、というとUIを思い浮かべるかもしれませんがどのようなシナリオでプロジェクトの目的実現に向けて進むことができるのか、要件定義はどうするか、システムは、構築はどう進めるか、構築した後の運用はどのようにするか、それらを実現するための課題はどのように管理するのかなどなど、てんこ盛り。つらい!目に見える分かりやすい成果物も少ないのですがここを疎かにすると実際に開発を進めていった際「なんか思ってたのと違う」と言われる可能性があります。

■開発・検証フェーズ

システム開発管理/デザイン開発管理/フロント開発管理/開発管理/テスト計画/品質管理/途中経過報告/校正・調整管理/納品成果物/公開対応

クリエイターの腕の見せ所。クライアントにも分かりやすい形になっていくためお互いに手を抜けません。楽しくもあり、辛くもあるフェーズなのでここでもスコープはしっかり定義しておきましょう。これまでのフェーズがしっかりしていれば例え超お偉い部長さん、はたまた社長さんが登場してきたとしても大丈夫。なぜなら僕らにはプロジェクト計画書に書いた内容があるからね!よくある「鶴の一声」なんて出てきたとしても大丈夫だ。
それではご一緒に。

「じゃあ、お金ください!」