今年の想いと活動について (Web Accessibility Advent Calendar 2016)

やはっ、みなさんこんにちは。
この記事は「Web Accessibility Advent Calendar 2016」、4日目の記事となります。
2014年2015年に続いて三度目の参加ですね。いやーん、なんとなく毎年12月第一回目の日曜日に書いちゃいたい気分なんです。
アドベントカレンダー、みなさん毎年ものすごく真面目なお話を書かれているので、今年は思い切っていつもの(謎)テンションで記事を投稿してみます。
ちなみに一昨年、去年の投稿記事は下記の通り。

本当はラーメンが如何にしてアクセシブルなのかという記事&私が住んでいる仙台市の震災直後から5年間でどのようにアクセシブルになったのかを書こうと思ったのですがところがどっこい、これWebじゃないやんけー!!ということでお蔵入り、アドベントカレンダーに投稿する内容、完全に当日書いてます。はい、つまりいま書いてるこの文章は現時点で12月4日0時2分ですいやー参りましたねこれどうするんでしょうねこれ。

と、いうわけでポエムから日頃お世話になってるWebアクセシビリティ、そしてお仕事&活動のお話でもしようかなぁって思います。

ポエム:私をWebの向こう側に連れてって

ここしばらく、やれUXって聞きませんかね。あ、聞きませんか?そうですか、私はよく聞きます。
Webの向こう側に立つユーザーのことを考えろって良く言いますよね。
ユーザーの定義って実は面倒で一個人を示すとキリがないので、製品、サービスを利用する人々をユーザーとして定義したりして、ユーザーの製品、サービスの利用体験を対象にしちゃったりするわけなんですけれどもね。とはいえユーザーの定義についてはISO/IEC 25010の「直接利用者」「間接利用者」などをベースにしちゃったりしますよね。
さて、ここで必ず発生する問題としてはユーザーの多様性についてなんですがこれがもー大変。

ユーザーの多様性の一例

特性の多様性:年齢、性別、障害、身体特性、人種、民族、性格、知識、技能、経験など
指向性の多様性:文化、宗教、社会、趣味、嗜好、価値観など
状況と環境の多様性:精神、一時的な障害、経済状態、物理的環境、社会的環境など

一人ひとりに対してフォローなんてできないよー、Webなんてハードコアなオタクが見るものでしょ?みたいな時代が終わりました。はい、なるべくしてなったわけなのですがだってこれあれですよ。Webに繋げるだけで無尽蔵に情報の取得ができるんですからね、なんてアクセシブルなんざましょ。そんな超便利なヤツ、全人類が使いたいし便利って思うに決まってるでしょ!!愛しのあの子にリアルタイムでWebでも情報の伝達ができるんですよ。「月が綺麗ですね」って伝えることができるわけなんです。朝だろうが昼だろうが画像添付すれば月が綺麗だってことも伝えられるわけなんですよ。
というわけでただでさえ便利なWeb、もっと便利にしようぜってそういうわけです。

なぜならですね、Webに繋げるだけでアクセシブルだというなら、情報伝達による人々の救済にも繋がるわけでして、私の場合は震災時に粉ミルクがなくて困ってる赤ちゃんのために友人と人海戦術ではあったけれどリアルタイムにWebで中継しつつ粉ミルクを探し出して赤ちゃんにミルク飲ます!みたいなこともやったわけでして、そのときは心底「なんて便利な世の中なんだ!!」って感動しましたとも。
あの時はWebをフル活用してみんなで励まし合ったり、気軽に集まったり、情報の提供をしあってなんというか非情に活動そのものがアクセシブルでした。

Webにアクセスができるだけで人の命を救えることだってある。

あなた、もしくは御社の持つ製品、サービスは、人の命や生活に影響はありませんか?
そしてその製品、サービスはWebサイトで紹介したり、利用できますか?
少しでも「ある」というのなら、「Webアクセシビリティ」を意識してもらいたいなって思います。

もしもの時のためだけじゃなく、いつでも人の助けになるようなWebサイトそのものがコンテンツとして機能したっていいではありませんか。

2014年に言い出した「東北地方でもWebアクセシビリティやろうぜ」はそんな想いもあります。

そんな感じでひとまずポエムは終わり。

夜のお供にiPhoneのVoiceOver

よく音声ブラウザがー読み上げがーって話題になると思うのでここは一つ、普段VoiceOverを使わないみなさんにおすすめしたい。
僕は視力1.5のメガネいらず。ノン眼鏡っ娘です。とはいえ視力が高くても夜遅くまで、更に言ってしまえば暗いところでワールド・ワイド・ウェッブにアクセスし続けると眠りが浅くなったりします。だって、Webにアクセスするの愉しいんだもん。
そんなときに僕の相棒であるiPhoneのVoiceOverをフル活用です。
ホームボタンを3回押すとVoiceOverが起動するようになっているので、寝る直前までWebにアクセスしたいときはVoiceOverを起動しちゃいます。
ちなみに設定方法は下記の通り。

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「ショートカット」>「VoiceOver」

これで設定完了です。
さて、これでVoiceOverを気軽に起動することができます。
寝る直前までお世話になっているのは大体が「Facebook」「Twitter」なので、VoiceOverで浸っすらにみなさんの呟きを聞きます。
「www」は只管に「ダブリュー」って連呼されるので2chまとめサイトとかすっごくうっとおしいですね。
ちなみに個人的にVoiceOverの声はKyokoではなくSiriたんのほうが好きです(なんのこっちゃ)

機械が音声で読み上げられるというのは一種の指標みたいなものです。
気になるWebサイトやテキスト主体のWebサイトなんかはVoiceOverで確認してみるのも手かもしれませんね。
ちなみに最近歩きながら音楽を聞く代わりにVoiceOverで記事を読み上げたり、メールの内容確認したりしてます。

UXから攻めるWebアクセシビリティ

最近のお仕事として、Webアクセシビリティをゴリ押しするというのは止めました。語弊があるかもしれませんが、あくまでも「Webアクセシビリティ」という言葉を仕事で使うのを止めた、ということです。
幸いなことにいま勤めている会社には人間中心設計専門家・スペシャリストが複数名いる体制で、お客様のサービスそのものからのアプローチからさせていただく機会も多くあります。
そして、僕自身はこれまでフロントエンドエンジニアという職域でWebのお仕事をしていたのですがディレクターへ転身。その理由はシンプルに、フロントエンドエンジニアとしての立場だけではクライアントのサービスそのものに対してアプローチがしにくい、と思ったからです。
クライアントと直接対話し、もうこれでもかってくらいWebアクセシビリティを滑り込ませる。言葉を使わずに、ビジネス要件やUI、技術要件、テスト設計諸々。それができるのはディレクターになるしかねぇ!!やりたくないけど!!そんな気持ちでただいまお仕事に取り組んでいます。
いやですね、私事で大変恐縮なんですが、フロントエンドエンジニアとしてやらせていただいていた当初はよく「ディレクター◯ね!」みたいな感情に苛まれていたのですが、もうこれ自分でやるしかないって……。むしろディレクターにクライアントとお話させたりとかして、持ち帰ってきたことに対してディレクターが悪いって言うのって凄い簡単なことじゃん……。文句言うだけなのダメ、絶対。
そう思ってディレクターになりました。なのでフロントエンドエンジニア卒業してますバイバイ。

そんなわけでフロントエンドエンジニアの方はクライアントととっとと対話できるようにならないといつまでも大変だと思います。もちろんビジネス要件から話をするのしんどいし、HTMLやCSS、JS書いてるほうが気持ち良いのですがアクセシブルなWeb目指すためには自分も頑張らないとね。

まとめ

  • 製品、サービスの品質が当たり前に良いように、Webでの情報も当たり前に取得できる世の中に
  • ユーザーと一言で纏まらないので、色々な状況を考えよう
  • VoiceOverは便利なので、使ってみると良い
  • Webアクセシビリティのアプローチをクライアントにできるようになると自然とUXのお話もできる

ということで私、鈴木正行は引き続き東北地方でもWebアクセシビリティやっていきますのでよろしくお願いいたします。
東北地方であれば呼んでいただければいつでもお話できたり、勉強会的なことも可能なので気軽に連絡でもください。
特に学生さんの教育に関われればこれほど嬉しいことはないですね。

というわけでみなさん、また来年のアドベントカレンダーで会いましょう(やりますよね?)

 

ma-san

日々ラーメンとWebについてぶちかましてます!!東北地方でもWebアクセシビリティやるぞ!!