東北地方でもWebアクセシビリティやろうぜ!!と言ってから1年経ちました。

みなさまお疲れ様です。
この記事は「Web Accessibility Advent Calendar 2015」6日目の記事です。去年に引き続き参加となります。よろしくどうぞ。

というわけで、去年「東北地方でもWebアクセシビリティやろうぜ!!」という記事を書いてから丸っと1年経ちました。その報告とポエムを書こうと思っています。

そもそもの経緯

去年、なぜこんな記事を書いたかと一言で言えば「復興支援」に繋げたかったというのと、東日本大震災をきっかけにWebが持つ本来の力とはなんぞや、というのを考えさせられていたから。
そして自分の中でムラムラしていた気持ち、言葉にできない考えをあっさりとミツエーリンクス木達さんが日頃から言っている「Webアクセシビリティ」という言葉で腹落ちしたので「ぶっちゃけWebアクセシビリティについてもWebそのものについてもそこまで凄い技術力とか経験があるわけではないが、声を上げるだけならタダだな」と思ってアドベントカレンダーに参加させていただきました。

去年の記事を公開後、「震災でどんなことがあったのか実際知りたい」というTweetも見受けられたので個人的にあったこととしては。

  • 母の死を公開されたPDFで知った
  • 対象のPDFは数日前に公開されたものだったが、その時はガラケーしか持ってなかったので閲覧できなかった
  • 公開日に迎えに行ってあげられればもう少し綺麗な状態で迎えに行けたなのかなーとなんとなく心に引っかかりを覚えた

という誰も得しない情報だったので、よくある例として下記のような文面にしました。

あの時は、インターネットを繋げるためには特定の場所に行かなければならない、そもそも電気がない、暖房がないし寒いから手がかじかんで携帯電話なんて操作してられない、「だから情報を素早く確実に見たい」という気持ちが多くありました。ふんだんに画像を使ったコンテンツなどは重くて電池ももったいないので見てられず、被害状況がPDFで公開されたときはPDFが開けない環境だったので諦めたり

Webアクセシビリティの対応がしっかりしていたからといって、命が救われるわけではなかった例なので特に書く必要もないかな、と去年の記事には書きませんでした。

自分の経験なんてまだマシですが、それ以外は僕以外の方のお話なので書きません。
少なくとも、実体験としてそんなことがありましたということと、少なくともWebを通して赤ちゃんの命が救われた瞬間を目撃した経験などもあったりして「人の死をWebで知ることができるならWebで人の命を救えることだってできるのでは」という考えになり、「東北地方でもWebアクセシビリティやろうぜ!!」と書きました。
情報にアクセスすることができる、ということが世のため人のため、人の生活や命を救うことに繋がると信じて。

よって、「Webアクセシビリティって金になるの?」という質問に対して僕は「御社のコンテンツが人の生活や命に影響がないのであればどうでもいいんじゃないっすか?」という対応になります。

やろうぜっていうかやってもらった

さて、記事を書いてから実際にあったことを実際に数値として紹介すると。

応援メール:16件
一緒にやろうぜという連絡:5件
セミナー・勉強会開催:3件
書籍参加:1件

という感じになります。更に社内外問わず仕事としてもプライベートでも声を掛けてもらえるようになりました。言葉にするのって大事ですね。反面「アクセシビリティなんて金にならないし評価もできない」と言われ続けもしました。最初はイラッとしてましたがもう慣れました。誰かに言われて辞める程度ならその程度の意志だったってことでしょう。

まず、去年の記事を投稿後速攻で一緒にやろうぜと言ってくれた方はインフォアクシアの植木さん。
一方的にお名前は知っていたものの繋がるとは思っていなかったのでビビりました。
そうか。早いもので一年のお付き合いになるのですね。ありがとうございます。

次にミツエーリンクス木達さん
所属している企業と共催セミナーなどもしていることがあり、一緒にやりませんか?と声をかけようと思っていたところだったのでとてもありがたいことでした。
ちなみに昨日2015年12月5日にも共催セミナー(http://connpass.com/event/21868/)があり、木達さんは「今から始めるWebアクセシビリティ」というセッションを担当していました。Webアクセシビリティファーストの紹介もあったので興味のある方はぜひ。

実際にやってもらったこと

4月にミツエーリンクス木達さん(http://kidachi.kazuhi.to/)をはじめ複数名のスタッフさまにご来仙いただき『ミツエーリンクス×メンバーズ共催イベント グループワークを通して「Webアクセシビリティ」を知ろう(https://atnd.org/events/63880)』を開催。僕のたどたどしいアテンドで土下座したい気分になるものの良いきっかけになったかなと思います。

インフォアクシア植木さんからお声を掛けていただき5月に『Webアクセシビリティの学校 in 仙台(http://a11yschool-sendai.peatix.com/)』が開催。こちらはがっつりとした勉強会で植木さん講師で実施。めちゃくちゃ勉強になりました。

そして、10月開催の「The NEXT WEB CONTENT 2015 これからのWebコンテンツ、どうなる? こう変わる!?(https://weba11y.jp/the-next-web-content-2015.html)」は豪華なゲストをお迎えしてのイベントとなりました。ある種の集大成がこのイベントだったのかな、と思っています。
全国各地から参加していただき、このイベントがなければ絶対に知り合う機会がなかったであろう方々とも繋がることができました。

やべぇ、Webアクセシビリティについて書いてない

さて、さんざんいろいろこんなことありました、やりましたの報告はそろそろやめて今後のお話をしたいなって思います。

僕はこれまで、Web業界ではWebデザイナー/フロントエンドエンジニアとして活動してきましたが、今期(2015年10月)から自分の考えでWebデザイナー/フロントエンドエンジニアを辞めました(退職はしてません)。
その理由としては単純。Webアクセシビリティに取り組むため上流工程から当たり前のように取り入れるためです。戦う相手は社内の人間ではありません。世の中の荒ぶる企業戦士(フロントエンドエンジニアと呼ばれる方々)を見ているとみんなもがきにもがき、「ディレクターがー」「担当がー」「企業の理解がー」という意見が散見されるので、それじゃあ変わるはずないなと。いっそもう直接自分がフロントに立とうと。
ディレクター、デザイナーと戦うのはフロントエンドエンジニアという立場からではなく、上流工程から取り組むことにしようと、ごく自然にプロジェクトに組み込もうと。そんなわけです。

 

というわけで「東北地方でもWebアクセシビリティやるぞ!!」

一緒に「東北地方でもWebアクセシビリティやるぞ!!」に参加していただける方を引き続き募集しておりますが、誰かが揃ってからやるのでは少しフットワークも鈍いなと思ってるのでまずは私が動きます。実際に活動をするとしたら弊社オフィスを開放して勉強会を開くとか、手始めに近場の方々を呼んだりして「Webアクセシビリティ」に紐付いた「デザイン」や「マークアップ」のすり合わせ勉強会でもしましょうか。

というか僕が持ってる程度の知見で良ければWebアクセシビリティ関連であればいつでもなんでも無償でお話します。

2015年は他の地域から講師に来ていただいてイベントの開催となりましたので、2016年は東北地方の人間がWebアクセシビリティやるぞ!!な年にしたいなと思ってるわけですね。

1月に社内勉強会向けの資料を作ってたり、ナレッジシェア用の資料とかの展開も気軽にできる気がするので10名〜20名程度集まっていただけるのであれば無料で開催することも個人的な運営で全然可能なレベルかなーと思ってたりします。また、デザイニングWebアクセシビリティの読み合わせ会とかを仙台市内のどこかでさくっとしたいですね。UX勉強会とかとひっくるめてやりましょか。

大きめのイベントとしては6月あたりになんかできればいいなぁとか思ってます。

ということで引き続き、東北地方でもWebアクセシビリティやろうぜ!!どうぞよろしくおねがいします。

連絡先:masan555@gmail.com

 

ma-san

日々ラーメンとWebについてぶちかましてます!!東北地方でもWebアクセシビリティやるぞ!!